Columコラム
取材/レポート の記事一覧
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2019.03.11
【レポート前編】「知ってるようで知らない性の健康セミナー」
一般社団法人 日本家族計画協会主催、ジェクス株式会社共催の第7回「知ってるようで知らない 性の健康セミナー」に参加させていただきました! 医療従事者向け(薬剤師さん多め)の内容だったので、疑問に思っていた薬の副作用と性欲の関係など知ることが出来て、大変勉強になりました。 日本家族計画協会 北村邦夫先生による講演「わがの少子化、その原因を徹底解析」では、豊富な資料をもとに少子化の6つの要因を探っていきました。 ①結婚に対して消極的である?②妊娠の可能性が低下している?不妊カップルが増えている?③子育て環境が悪化している?④人工妊娠中絶数が増加している?⑤確実な避妊法が普及している?⑥性交頻度が減少している? 北村邦夫先生は、「セックスレスからどう脱却するか」の中で若者のセックス離れを指摘し、「若者たちのセックス嫌いをどう克服するか?」具体策をあげていきます。 ①人と人とのコミュニケーション・スキルを高める教育の必要性②メディアリテラシー教育の必要性③科学的・具体的な性の健康教育④産みたいときに産めるように、産めないのであれば確実な避妊を⑤雇用の確保と経済的安定 デズモンド・モリスの「ふれあいの12段階」を紹介され、セックス嫌いな若者への処方箋は「コミュニケーション・スキルを高めること。失敗は性交のもと!」で締めくくられました。 咲江レディースクリニック 院長 丹羽咲江先生による講演「あなたが知らない性の悩みの世界~女性編~」 順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科白井雅人先生による講演「あなたが知らない性の悩みの世界~男性編~」 レポートは、続きます。 「性の健康セミナー」で学んだ最新情報は、コラムや「ラブライフカウンセリング入門講座」「ラブライフカウンセラー プロ養成講座」に盛り込んでいきます! 5月25日・26日開催の「ラブライフカウンセリング入門講座」は、受講生募集中です!
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2019.03.04
「禁断の果実ー女性の身体と性のタブー」刊行記念イベント
「禁断の果実ー女性の身体と性のタブー」刊行記念イベントに行ってきました。 「禁断の果実 女性の身体と性のタブー」リーヴ・ストロームクヴィスト作相川千尋訳 スウェーデン発でフランスなどヨーロッパを中心に翻訳されているベストセラー本の日本語訳版。女性器・オーガズム・生理を取り巻く女性の身体と性の歴史がユーモアを交えて漫画で描かれています。翻訳者の相川千尋さんと北原みのりさんの対談を楽しみにしていました。 今から17年前、「女性のマスターベーション」をテーマに卒業論文を書いていた私は、女性の身体と性にまつわる文献を黙々と読み込んでいました。 当時、日本国内で女性のマスターベーションに関する著書や情報発信をしている方々に取材を申し込み、インタビューもさせていただきました。そのうちのひとりが北原みのりさんでした。 地方の一学生だった私の取材依頼をご快諾いただき、京都から東京のラブピースクラブまで向かったのを今でもしっかり覚えています。本の内容は、その頃の思い出が呼び起こされると同時に、初めて知るエピソードも盛りだくさんで、読み応えがあります。 私が買った本はふせんだらけ。 ユーモアたっぷりなのに、女性の性にまつわる悲しい歴史があり、現在まで引きずっている事実に読むのが辛くなったり、共感したり、これからの未来に期待したり、できる本。私に性を語る言葉を与えてくれたのはフェミニズムだったと再確認しました。「エンパワーメント」と「シスターフッド」を感じた夜。 禁断の果実 女性の身体と性のタブー1,944円Amazon
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2018.09.28
iroha RIN発売記念イベントレポート
セルフプレジャーアイテム iroha RIN発売記念イベント「快楽解体新書~女性の身体のナカとソト~」に、ライター友達のBetsyちゃんと参加してきました!イベントの様子は、YouTubeのiroha Channelで生配信もされていたようです。ご登壇者は、私の書籍の一部監修をお願いしたことや番組でも共演させていただいていたなおえビューティークリニックの喜田直江先生7年にわたり連載をもたせていただいている恋愛メディア AM 金井編集長入院中には私たち夫婦の性生活のためにセルフプレジャーグッズを送ってくださるという気遣いをみせてくれた工藤さん(iroha広報)・西野さん(iroha広報)女性のオーガズムに向かい合う濃密な2時間でした。行為の満足度は、パートナーとの関係にも影響しますし、気持ちよければよいほど、いいにこしたことはないです。それゆえに、快感を感じられない方が悩んでしまう傾向があります。身体のメカニズムを知ること、トレーニング方法を知ること、パートナーとのコミュニケーションを見直すこと。快楽への罪悪感や羞恥心を外すこと。心理面、身体面、テクニック、コミュニケーションと色々と改善方法はあります。私のレッスンやセミナーでも様々な角度から改善策を提案しています。 こちらが新発売のirohaRIN販売価格は、3200円(税抜)お手頃価格ですね ~オフィシャルサイトより~ iroha RINは、女性を艶やかに彩るものでありながら、女性の護身用アイテムとしても愛されてきた「かんざし」をイメージして誕生した挿入アイテム。先端の柔らかな玉飾りで新しい心地よさを体感できます。華やかな金細工からインスピレーションを受けた「はなこがね」と、竹細工の色味や茜色の日暮れをイメージした「たけあかね」の2色展開。過去のシリーズも和菓子のようでかわいいです。irohaRIN プレスリリース商品詳細ページ
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2018.03.15
【レポ】「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない」出版記念イベント
先日、「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない」出版記念イベントへご招待いただきました。女性向け性風俗の裏話がギュッと詰まった本です。会場は、下北沢 本屋B&B(book&beerが楽しめる本屋さんでトークイベントも開催されています。伺うのは2回目) 新著は、エロ話やLGBTの社会認知…的な内容ではなく、著者であり、レズっ娘クラブ代表の御坊さんの情熱大陸でした。レズビアンカルチャーに無知だった御坊さんが、11年間かけて女性向けサービス業に真摯に向き合い、「キャスト(お店で働く女の子)とお客様をいかに満足させるか?」を追求し続けた姿に心が揺さぶられました。私も、長年、女性が満足するレッスンやセラピーを試行錯誤しています。御坊さんの切磋琢磨する様子が、自分が歩んできた経験と重ねってしまうんですよ。事務所の家賃が払えなくなっても、キャストの給与を確保し、トライ&エラーを繰り返しながら、ホスピタリティーを追求していたところに、ブレイクのきっかけとなる永田カビさんのレズ風俗レポ漫画がpixivから書籍化し、大ヒット。漫画は「メンヘラが自分の殻を破って、日常にちょっと風穴が開いた」お話です。印象に残っているシーンは、カビさんが円形脱毛症だらけの頭をキャストに気づかれないようにするところ。そのカビさんが利用したレズ風俗が、レズっ娘クラブだったんですよ。それから、お店の知名度が上がり、大阪にあるお店には、全国から女性客が集まるようになったそうです。レズ風俗と言っても、利用者は、レズビアンやバイセクシャルだけでなく、ストレートや自分の性指向がわからないなど様々で、年齢も18才以上70代まで幅広い。体験レポを書いた永田カビさんも「男性にくらべたら女性の方が怖くない」という理由から利用されています。コース編成や利用客のエピソードを聞くと、レズっ娘クラブは、女性を取り巻くいろんなことを受け止めているんだなぁ…とわかります。いろいろと話が止まらないので、一旦このへんできりますね。途中、何度も目頭が熱くなりました。女性客の心と体が満たされるために、尽力を尽くしている人気キャストと御坊さんのブレなさよ!トークイベントのご登壇者は、著者の御坊さん(レズっ娘クラブ代表)タレントの牧村朝子さんirohaの工藤まおりさん編集者の三浦ゆえさん皆さん、各ジャンルで、女性の性に寄り添う仕事されている方々です。凛々しく、聡明で、受け止める器が大きい方ばかり。このイベントのために、irohaの工藤さんが、都内のレズ風俗を体験されたエピソードや牧村さんが、レズっ娘クラブの人気キャスト(ゆうさん)とデートコースを体験されたお話など、臨場感あふれるお話がきけました。 女性がレズ風俗に求める肌の触れ合い、ときめき、サプライズ、快楽、癒し、非日常感、刺激は、ふだんの恋愛や日常で得られにくいことの裏返しなんだろうし、男女の恋愛(世間体)におけるプレッシャーや女性が性に求めるものの多様さを改めて感じました。 すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
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2015.05.09
LGBT勉強会~同性婚は誰のため?~
「同性婚」についての知識を深めるために、5月3日に早稲田大学で開催された「Creat a debate with 8」に参加してきました。 朗読劇『8』は、同性婚を禁じたカリフォルニア州「提案8号」を違憲とした歴史的裁判を、映画『ミルク』でアカデミー脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックが法廷劇として再現したもの。ハリウッドスターたちも多数出演協力し、同性婚実現にむけて世論を大いにわかせました。朗読劇『8』を通して、同性婚について知識を深めディスカッションしよう、というのが今回の「Creat a debate with 8」の趣旨。 勉強会の前半は、アメリカ・カルフォルニア州の同性婚をめぐる朗読劇『8』を日本で初めて開催した方々の体験談を聞きました。 なぜ、私たちは結婚を選択するの?家族の定義とは?パートナーシップが法で守られることとは?当事者の声は?裁判ではどんなことが論点になるの?裁判で勝つための戦略とは? LGBT(セクシャルマイノリティ)に理解を示し、自分にできることは何かと考えて行動する支援者のことをアライ、アライさんと呼ぶそうです。Ally(同盟、味方)が語源となっています。 出演者は、LGBTをはじめとする様々なセクシュアリティーの方が集まったそうです。 朗読劇を観るたことで価値観が変わり、観客がアライに転身することは、多様性を認める未来のための第一歩だと感じました。勉強会の後編は、アメリカの同性婚事情に詳しい拓殖大学 政経学部 教授の小竹聡先生とブルボンヌさんの対談。アメリカの同性婚事情に詳しい小竹先生とブルボンヌさんの対談は、軽快で爆笑の連続。 知的で切れ味のよいブルボンヌさんのウィットに富んだトークが、小竹先生のチャーミングな一面を引き出していて、和やかな雰囲気で対談は進んでいきました。ブルボンヌさんも小竹先生も早大OB(OG?)だそうで、聡明で自分の意見をはっきり言葉にできて、物腰が柔らかくお茶目で、素敵でした。惚れ惚れしました。 アメリカでは、2015年6月に連邦最高裁が同性婚に関する初の決定を下すそうです。そこで、認められれば世界で19番目の同性婚を認める国になるということです。ちなみに、アメリカ以外の同性婚事情が気になったので、勉強会の後に調べてみました。現在、同性婚が認められている国は18ヶ国。①オランダ②ベルギー③スペイン④ノルウェー⑤スウェーデン⑥ポルトガル⑦アイスランド⑧デンマーク⑨フランス⑩イギリス⑪ルクセンブルク⑫アルゼンチン⑬カナダ⑭ウルグアイ⑮ブラジル⑯メキシコ(地域による)⑰南アフリカ⑱ニュージーランド⑲米国(州による)⑳エストニア(2016年より)21フィンランド(2017年より)その他、渋谷区の「パートナーシップ条例」のように、夫婦に準じる権利を同性カップルにも認める法律「パートナーシップ法、シビル・ユニオンなど」のある国や地域は25ヶ国。より詳しく知りたい方は、コチラのサイトが参考にされてみてください。世界的な動きは、「同性婚賛成」が加速しているようです。アメリカでは、同性婚がすんなり認められたわけではなく、賛成派も反対派も過激に意見をぶつけあっています。アメリカの正論は、2003年は反対派64%だったのですが、保守派の有力者の子供たちがLGBTだとカミングアウトしたことで、2015年の最新の調査では、賛成61%に変化してきたそうです。 海外ニュースで、有名人たちがカミングアウトするニュースを見かけますが、そういう流れが世論を後押ししているのも事実だそう。対談の中で、日本は、賛成派も反対派もどちらも海外に比較すると意思表示が「ゆるい」と指摘されていました。 日本人特有の「事なかれ主義」「ぶつかることになれていない」(やさしさとも取れなくはないですが)が影響しているんではないか、と。ラブライフのお悩みも同じような状況ですよね。日本人は、「性に関すること」を長らく「個人的なこと」「秘め事」にしてきたがゆえに、公式に性に関して言及することに苦手意識があるのは、この仕事をしていると感じます。私の中では、当たり前すぎて、声高に発信することもないと思っていましたが、アメリカでは、当事者・賛成派が声をあげることで、世論が変わってきたという歴史があるので、改めて意思表示します。 私は、「愛する人と家族になる権利」を「同性愛」だからという理由で差別することにNO!です。 私は、両親のいる日本人家庭で育ちましたが、アメリカのホームステイ先のホストファミリーは、父娘の父子家庭でした。近所には、離婚した母とヨーロッパ人のパートナーの間にチャイニーズ系の養女がいて、血の繋がりも国籍も関係なくファミリーでした。大学時代に友人になったアメリカ人は、母と母の女性パートナーと暮らしていました。オーストラリアのホストファミリーは母子家庭でした。一時的とはいえ、ホストファミリーと生活を共にして、10代から自分の家族以外の様々な家族のあり方を見てきたので、「家族のあり方の多様性」は、自然と受け入れていました。 勉強会に参加してみての感想は、「同性婚」を通して「結婚」「愛」「パートナーシップ」「セクシャリティー」について自分の価値観を見直せました。 私の中での家族は「家族としてコミットメントすること」だと思っています。そして、そのコミットメントを社会的に認められるのは、素晴らしいことだと思います。当事者の全員が「婚姻制度」を望んでいるわけではない、という現状がありますが、望む人が望む形で認められますように。日本で暮らしていると、その多様性を忘れかけてしまうのだけど、改めて、そのことに気づけました。渋谷区のパートナーシップ条例が話題になっていますが、性自認や性嗜好だけでなく、様々な生き方をしている人達がお互いの生き方と愛の在り方を認めあえるようになる世の中を願っています。 このコラムが少しでも多くの方に「LGBT」「パートナーシップ」について考えるきっかけになれば嬉しいです。